とある土木女子の日記

ブラック企業や日常のアレコレをつづる日記です。好きなものは旅と猫。

本人訴訟で元カレを訴えた話 準備編

悲劇:20代で騙され、30代おじさんの不倫相手にされる。

GWも早いもので今日明日、初裁判の記憶が薄れないうちに、だめんずへ復讐したい方向けにつづっていきます。

私が遭遇した被害を一言でいうとコレ。男運のなさには定評があるたぬきでもコレは酷い。これを私が「性被害」としてとらえているのは次の事情から。

 

時系列

①相手の男性をM氏とする。全く好みではないが、1年に渡り「結婚を前提に付き合ってほしい」と言い寄られ、誠実さを見込んでOKした。

②ある日突然、「元彼女に再会して結婚することになった、二度と俺に近づくな!!」と怒鳴られ、音信不通にされる。

③一か月後、「奥さんより顔や頭がいいのはお前、人としては大好き」といい、仲間内の結婚祝いに呼ばれる。お仲間からも「結婚相手に選ばれなかった惨めな女だから、諦めないとね」と侮辱を受ける。

 

犯罪として訴えるには

相手が別女性と結婚した当時なら、「結婚詐欺」か「婚約不履行」あるいは「貞操権侵害」として数百万円の訴訟になる案件だったそうです。※相手のM氏が年上で医師だった、最初から結婚を口にしていたため。

当時の私はまともに付き合ってたら、新しく出会ったほうに乗り換えられたぐらいの認識でいました。

 

しかし、私と交際前は「モテなくてご飯は奢らされるが、彼女がいたことがない」「付き合ってもらえたら一生大事にする」と言っていた。

おかしいと思い、③のあと連絡を取るもM本人ともお仲間とも音信不通になる。

「女性が居たことがない」という言葉を信じ切っていたので、やたら性行為にこだわってしつこかったり割り勘に固執したり、女性蔑視の言動が多かったり、ガタイのいい男にはビクビクする所も大目に見ていた私。

 

結局、20代の頃には自分がM氏に犯罪行為をされたという認識はなく、ショックで仕事を辞めざるをえなくなったり、甚大な被害を受けたのに普通の失恋と思っていました。

今から考えると、M氏の計算通りに運んだのでしょう。

 

そして気づいてから

過去の経験から、「同情を引いて来たり、自分の好みじゃない人とは付き合わない」と決め仕事一本で生きてきた。

年齢がきたので心配した上司にお見合いを組まれ、新たに年下イケメンと付き合うも、かつてのM氏による後遺症のため婚約解消に至った私。

 

まともな男性と比較すると、M氏の行動は最初から騙して私を不倫相手として利用していたものだった。気づかないうちにいろいろと不調を患っていた。

元交際相手というくくりでは、法律的に準強姦や強制わいせつに当たる行為をされていても警察は動けない。さぁどうしよう。

 

もう泣き寝入りはしないぞと誓い、まずはいろいろ調べだす。

裁判をするには、証拠と判例というものが大事らしい。私の場合、婚約指輪や親に紹介はなく一緒に撮った写真もない。

私的な感覚では、騙されて性被害を受け精神的虐待に遭ったものだけど、法律にあてはめたらなんなんだ?

 

当時のメールや手紙なんて残ってないし、どうしたものか。。。不倫と言っても、籍が入る前に知らされたのだから違法性はないのかさぁどうしよう。

なにか違法なことをされてるのは間違いないけど、いったい何の法律で裁けばいのだろう?

ここから始めなければいけなかった。

つづく。

ブログ復活!!

裁判もなんとか勝訴をおさめ、戻ってきました。新生活も落ち着き、10連休に入っています。

新しい生活、裁判を通していろいろ考え方が変化したので、今読み返すとコレ要らないって記事は削除しておきました。料理ネタは写真が微妙なの消したりとか。

 

一番大きな出来事は裁判ですが、刑事告訴は過去すぎて無理でした。犯罪行為を訴えたい方は事件直後、診断書・証拠とともにすぐに対応することをお勧めします。

時間が空くと、「何ですぐに訴えなかったの?」って対応になる。

私の場合、今後のために警察対応でできることはやって民事へ切り替えて戦い、平成のうちに決着がついた次第です。

 

目に分かる被害を私が受け診断書もあって、被害直後で、東京級に敏腕弁護士との縁があれば刑事告訴も金額で大ダメージ!!!もできたかもな、と思うけど。

裁判を通して得たいものは、金銭面の責任追及より、「短期で被告に社会的責任を追及する」ことへと変わりました。

過去の判例からすると私が受けた被害は、前例というものがなくかつ勝訴金額はうすい。

 

。。。。こうして私は本人訴訟で、元交際相手である医師を訴えました。

あとは賠償金の振り込みを待つだけなのですが、提訴準備から決着まで半年弱。裁判期間で何もしなくても5㎏痩せました。裁判ダイエット?ストレスは確かにありました。

 

私が訴えたこと、逃げ回ってるので職場へ連絡したことを「名誉棄損!!!」「虚偽告訴!!!」と反訴して、逆に私を訴えて来たり。

単なる嘘つき性欲魔人と思ってたら、なんかすごかった。こっそり弁護士雇って本人名義で答弁書出すとか、最後まで卑怯だったな。

分をわきまえないで権利侵害した人ほど「俺は正しい!!逆らうやつが間違っている!!!」と、私の提訴を取り下げるよう脅迫もしてきたので、余計にやる気が出て頑張ってきました。

 

勝ち目がない本人訴訟と言われますが、主張と立証、裁判のルールに従えばそれなりの結果は出ました。どういう裁判官にあたるかとか、運もある気はします。

新・さしすせそ

男に媚びる呪文「さしすせそ」

人は褒めてほしいと思う生き物だけど、特に「男性の気をひくため」の特集は多い。テレビ、雑誌、メディア全般そんな感じで昔からもやもやはしてた。

ちなみにコレが魔法の「さしすせそ」だそうだ。※引用はたくさんあるのでまとめるとこんな感じ。

 

さ:流石ですね!

し:知らなかった!

す:すごーい!

せ:センスいいですね!

そ:そうなんですか!

 

女性側が知識が乏しい、賢い男性に素直になびいてる感がすごい。こんなん煽るからだめんずがつけあがる。。。

CanCanとか女子大生やらOLが好む雑誌は「男性を尊敬する態度を見せて心をつかみましょう」になってるからな。美容院で待ち時間に読むぐらいだけど。

「さしすせそ」って言葉ではない時代だったけど私も読んでたニュアンスは同じ「男を立てなさい」のメッセージは変わらない。

 

ちなみに「さしすせその女たち」という本も出てるそう。宣伝文句がすでに昭和臭が。

働くママのリアリティあふれる奮闘物語 夫に怒るすべての妻へ

ネットでも一部読めるのでざっと読んだけど。。。同級生夫婦とかはこんな感じかも。働く主婦って「夫の扶養範囲で」とか「子供のお迎えに間に合うように」ってなるから前線には見かけない。男性でも家庭の事情でなんかあるといいポジションからは退けられるし。

 

この作品は作者が女性だからマイルドだけど、週刊SPAやらグラビア載せる週刊誌は、女性の価値を「性行為の的」ぐらいにしか認識してないみたいだな。

「女性を持ち帰るために気を引く」特集は目立っても、「女性に愛されるために・心をつかむために」の特集は見かけない。

 

雑誌やらメディアやらは売れるものを作ってると言えばそれまでだから、肝心なところは自分で経験なり判断するしかないですけどね。

いろいろ特集組まれたり、本のタイトルにもなるなんて。今はわりと有名なんですね、お水業界独特かと思ってました。

 

とある先人さんの素晴らしい「さしすせそ」

言葉のチョイスが素敵すぎたので引用を。きっと彼女も自立した女性なのだろう。大したことない俺自慢で悦に入られるのは、どの世界の男でも同じなのか。。

さいてー
しょーもなー
すくなっ!
せこっ!
その程度で?

自分でも違うバージョンを考えてたけど「そ」が被りました。

 

勘違い男をバルスする「さしすせそ」

私なりの「さしすせそ」も考えてみた。 
ちなみに自分が本当に尊敬なり仕事で助けられた場合には自然と感謝の気持ちがわくのでそう接します。

今までの人生経験で、俺しゅごい自慢してきたナル男が「酷い!」「モラハラだ!」と涙目になった言葉とか思い出すとこんな感じかな。。。

さ:さもしい
し:しつこい
す:すねかじり!!
せ:性欲魔人
そ:その程度かよ

 

。。。さもしいってのは昭和世代しか通じないかもですが、「卑しい・下品」て意味です。もちろんこういいたくなる男性って、全てではないけど。

自分が優秀と思いたいけど評価が得られない場合、立場の弱い女性に褒めてもらうのが癒しなんだそうです。

それを指摘すると真っ赤になって逆切れしたり、「だから未だに独身なんだ!!」「お前は間違っている!!」と絶叫しだすのでモンスターを観察してる気分になりました。

 

「小金を稼げる程度で王様気取りの性欲モンスターATM」はもはや生きてる産業廃棄物レベルです。

残念ながら産廃比率は結構高いんですよね。婚活業界ではよくみかけたものです。

 

しょうもないから自分より弱そうに見えた女にすり寄る

俺をいい気分にさせる「さしすせそ」が聞けない

むしろ、バルスの「さしすせそ」が流行る

勘違い男たち発狂!!

謙虚で素敵な男性が増える

 

とかなると良いんだけど。実際は、生活のために家族がいれば幸せだからって男を立てる旧態然とした状況が続くのでしょう。そっちのほうが楽だし、我慢してればいいんだから。

きつい言葉をぶつける場合、女性側がある程度勝ってないと説得力ないので手間はかかるけど私はこっちのほうが好き。

明けましておめでとうございます

f:id:dobokutanuki:20190104213334j:plain

気が付いたら2019年

去年の2018年はまさかの事態が続き、手術だ(簡単なもの)、訴訟だ(民事・刑事)、転職だ(同業orコンサル)、婚約解消だ(途中で不倫を疑った)、実家がなくなるかも(不法な立退強制)という怒涛の一年に。

厄年前後も関係あるのか、人生の大きな断捨離って状況でした。

 

三十路独身女に起きた2018年の10大事件

①弁護士連発して実家を脅かすブラック大家に、訴訟の前段階で大勝利。

②婦人科系の疾患が判明して、覚悟を決めて受診・フルの性病検査・ポリープ切除。

③音信不通になった元婚約者に不信感が募り、職場へ殴り込みをかけた。

④美容整形に手を出し、値段を気にせず百貨店にて爆買いしてみた。

⑤過去に受けた性犯罪を告発するため、証拠を集めて刑事告訴へ向けて動き出す。

⑥転職先を本格的に探しに、東京へたびたび進出。※大企業って東京が本社よね。。

⑦ハイスペックパソコン(国産)にして、年末年始は毎日うっとりしてる。

⑧初めて心療内科に受診して、うつ病PTSDの診断書をゲット。

⑨京都の縁切り神社(安井金比羅宮)なるものに行ってきた。

⑩12月の手取り収入が初の200万となる。※給料ボーナスだけではないけど。

 

今までの人生には起きてなかった戦いの一年になりそう。

年末までの段階で、私が詫びを入れなければならない人には謝罪を、被害を被った相手方には対応を要求した。あえて「新年はこれ!!」ってのは思いつかないけど。。

昔からの習性で他人の顔色をうかがったり、同情を引かれると共感したり、無駄に合わせたりなところが、ブラック企業だめんずを引き寄せ、つけあがらせてきたんだなーと振り返った。

 

仕事にしても人間関係にしてもけじめをつけるところはつけておかないと自分が苦しくなるので、「あれ?」って思った時点で従わないという生き方をしたい。

女性あるあるな、縁切り神社、美容整形はいろいろ発見があったのでまたまとめよかなって思います。特に美容整形は昔から気になってたので、年末に予約して施術受けて衝撃を受けました。

 

これから転職に訴訟に引っ越しにとなりそうなので、更新の頻度は低くなりますが、ブログは楽しい息抜きなのでまだまだ引退はしません。

そんなこんなで本年度もよろしくお願いいたします。おわり。

それでも建設業に救われた私

f:id:dobokutanuki:20180924182200j:plain

ブラック企業も状況次第

土木女子いいながらこの業界をディスってましたが、このお仕事で命拾いしたのもまた事実。大学院出てからホワイトなメーカーに勤めてたけど、当時の元彼(今思えば交際の形をとったわいせつDV犯)に裏切られ、体調を崩し1年もせず退職。

仕事を探せど、25も過ぎた(ストレートの院卒年齢ではない)修了して勤めた会社もすぐ辞めてる私に正規の職はなかった。しぶしぶ派遣社員に。

 

そんな中、転職フェアで「土木」という職を知る。「ああ、最近流行ってるあれかー」ぐらいに眺めてたら、その会社の人が猛プッシュしてブースに呼んでくれた。

正直。。。土木・建築。。。冬とかめっちゃ寒そう。作業着かぁ、イメージもアレだし、うーん。。。

とマイナスイメージしかなかった。が、当時の女社長が勢いのある人で「そうか、こういうお仕事も手に職で良いのかな?」と、ビビッと来たのでここに決めた。

安定のどブラックでしたが、今となってはいい思い出の会社です。

 

悩みが消滅するほど、仕事が忙しかった

入社初日からトラックに放り込まれ(私用の車が手配できてなかった)、ワイルドな仕事はじめとなった。ある程度研究科が土木にも近いっちゃ近いけど、別に建築士とかの学部じゃない。現場に出ても用語がちんぷんかんぷん、φってなんやねんレベルだった。

 

とにかく慣れるのに必死で、最初の3年間ぐらいは過去の失恋(いや猥褻DV被害&泣き寝入り強要)も忘れ没頭。

だいたい舗装か水道だったけど、機械や乗り物の免許もとってけっこう楽しく過ごしてた。身体を動かすのはメンタル的にもよかったみたい。

 

ただ、責任の割合はおかしかったような。。。駄目やんな。。。というのはだんだんと分かってくるように。

体力勝負だから、仕事以外の時間は睡眠と食事と風呂だった。未知の分野だったから休日は(あるときは)1級土木とか技術士とかの勉強にあててた。現場で見えてる事に関しての資格だからすごくやる気だったのは覚えてる。

 

給料もあがり、健康になった

主張すべきことは主張しないと、いいように使われてしまうものだがそれでもOL時代よりはいい生活を送れるようになった。

汚い作業着で働いてるから貧乏な仕事だと思ってたが、もらえてる人はもらえてる業界のようだ。

※外国人技能実習生とかは可哀そうなこと多いけど。。。。

世間の偏見というのはいまだに感じるけど、現場は楽しかったかな。

 

前に書いたように意地の悪い人も居るけど、職人というタイプは仕事で手を抜く人が全部が全部という訳じゃない。嘘ついたり責任放棄をしたりするのは、そこまで上にいけないみたいだ。こなせなかったら出禁になるのでご飯が食べれない。

女を騙して猥褻行為にもっていき「あれは正当なお付き合い」とか誤魔化すような男気のない事はまずしない。

直接ひわいな事をいってくるぐらいだ。今となっては私がノリノリでさらに卑猥な言葉を返すようになったので、もはやだれもいってこなくなった。

 

現場の指揮なので、自分が決定するのが当然に

一般的にイメージしやすいJVで何年もやるような現場なら監督が何人もいて、施工業者が何社も入って、現場所長も10年経験積んでからみたいなベテランがつく。

同じ現場でも雰囲気がけっこう違うのだ。朝からラジオ体操やって新規書いてって拘束時間が長いやつ。給料もよかったけど、時給にしたらどうなんだろう。

 

私の場合は、最初に入った会社が小さかったので、現場も町の小さい案件からのスタートだった。

当時入った会社では、施工業者や職人が多い時でも30人ぐらい、測量業者が2人ほど、監督は私だけ。※駆け出し時は補佐の爺さんが居た。

 

何もわからなくて、施工業者のやりたいようにやってもらってたらある時大変な間違いが起こった。責められるのは現場代理人(現場所長)だった私。

「だって職人がこうやるって言ったから」と答えようものなら、次の日から全員に無視される。それは当たり前の事だった。

私が出来上がりのすがたを描いて、指示すべきだから自分が仕切らないと。

自分の意思で決定することが当たり前になり意識が変わって行った。性格もあわせて変わっていくことに。

 

「女の呪い」から解放される

結婚出産ハラスメントというものが、田舎時代もメーカー時代も土木でも内勤時代でもあったが、現場だとそれから隔離される。仕事の話しか基本出てこない。

「女なのに現場で出てくるぐらいだから、結婚とかは優先度低いんだろう」と思われてたみたいだ。興味はあるんだけど、ここで今それ求めてないでっていうのが正しいのだけど。。。

 

休憩時間に「最近どうなの?どうなの?」って聞いてくるのもいたけど。。。

「いやー漫画とアニメとゲームたまんないっす!おひとり様最高!」と言いつづけたらいってこなくなった。中には既婚ゲスおっさんみたいなのも寄ってきたけど、現場で怒鳴ってる事もあったから最初のうちだけだった。

 

ものを最初からはっきり言わないと誤解を招くので「独身で若いイケメン・肌綺麗じゃないと対象じゃない。」「お腹でてる奴は嫌」「喫煙者もできたら避けたい」「性欲魔人とか無理無理」とか言うようにした。

黙ってたら何してもいいというのは、何処の世界の男性も同じかもしれない。積極的に騙すのは知的産業の方が多そうだ。

 

こんなわけで、ブラックブラック言ってましたが、精神的には救われた部分も大きかったです。肉体的にきついとか、納期とかのプレッシャーはあるけど。

そして転職活動もひとまず二社内内定で条件を擦り合わせてる段階となりました。

同じ土木女子さん達からコメントを頂いてますが、年末年始の片づけなどなどが終わったらお返事しますね。

ひとまずよいお年を!!

私の闘争心に火がついた

性犯罪者は保護されている現状

当時の証拠や、あおって自白させたやり取りの記録、診断書を整備し、さっそく弁護士事務所を探した。※知り合いは刑事専門ではないし、さすがにこの件を知られるのは嫌だった。

ところが。。。。性犯罪って、加害者を弁護する事務所はたくさんあるけど被害者を弁護する事務所はとても少ない。95:5ぐらいか。

 

政令指定都市なのに、二件しかヒットしなかった。※探してみつかるけど、電話してみたら「うちは加害者専門なんです。。。」と言われた。

痴漢とか猥褻で捕まったのを、助けるのがメインの収入源なのでしょう。たくさん性犯罪は起きてるんだなと思った。性欲で人生を棒に振る男は多いし、金で解決する男もいるんだな。

 

きっかけは、誠意のかけらもない謝罪

じわじわ当時の状況で足りない部分をえぐっていくと、まずいと感じたのか形だけの謝罪が続く。しかし、言葉の端端に「俺悪くなーい」がにじみ出る。

 

「マジでこんなやりとりは〇〇さんのためにならないと思うが君が傷ついたのは確かだね。それは確かに申し訳無かったと思います。すいませんでした。」

  

「もういいよ。何でも。訴訟したければどうぞ。こっちは謝罪したから。」

 

。。。謝ったからいいだろう?って、許すかどうかは聞いた側が決める事。お前に権利はない。そもそもお前が同情引いて騙して擦り寄ってこなければ、何年もイライラすることは起きていない。

 

これは望まない性行為やらセクハラやら受けた事のない人間には分からないだろうが、ずっと他人のうんこが張り付いてるレベルの不快感。

常に自分が汚い存在と思ってしまうので、年数がたてばまだマシだけど裏切られた当初はだいぶきつかった。毎日嘔吐してたし、物は食べれなかった。

6年周期で身体全体の細胞は生まれ変わるという説通りか、その年月がたってやっと次の男と付き合ってもいいかと思えた。気持ち的には性犯罪の被害者と同じか、自分が悪いと思うのでよりこじれる。

 

ブラック企業でブラック労働してる時は仕事に集中しすぎてて気づかなかったけど。

余裕が出来てまっとうな男性とつきあって、やはりありえない事をされていたのが確信に変わった。伊藤詩織さんみたいな若いきれいな子が戦っているというのに、私は何で泣き寝入りしたのだろう?戦おう。

  

火に油を注ぐクソバイス&事実の捻じ曲げ&マジマジ

ラリーが思いのほか長く続いてしまったが、弁護士に十万単位の着手金払ってでも戦おうと決めたのは下記の3つ。

 

「告訴したければどうぞ受理されるとは思えないが。」

「あなたに殴られたからね。やばい奴だと思った。」

「マジで何がしたいの?裁判?」  

 

うん。告訴受理するのはお前じゃないよね?お前に決定権ないよね?

殴った?自分よりでかい年上の男に肉弾戦でぶつかるわけないだろ。

ガリガリ体系の分際で「ボクシング習ってる!だから強いんだ」とかいって、むしろお前が小突いてきた事の方が多いわ。やめてと言ってもやめなかったな。

 

最初は「ブ男なのに同情引いて性行為を無理強いしてすみませんでした。わきまえないで精神的苦痛を与えて大変申し訳ありません」って分かってもらえたらよかったのに。

 

そこまで 言うなら仕方ないね。

弁護士事務所にて訴訟の段取りと、警察への被害届と同時に進めた。

つづく。

ある程度は自己責任

f:id:dobokutanuki:20170424225421j:plain

市営住宅をみて格差を思い出した

実家がなくなる未遂事件の関係で市営住宅を調べたり、現場が団地のあたりだったりで近寄る機会が今年は結構あった。

環境が人を作るというように、「朱に交われば朱くなる」というのは半分当たっている。

 

最近では良い造りの公団もあるそうだけど、昔に建てられたTHE団地というのは風呂も粗末・ペットは飼えない・月一だか週一だか掃除の当番とかあるらしい。

住んでる人も低収入だったり、とにかくお金を貯金したいというセコイ人間が集まっている。貧乏orケチ、品がないガラが悪い危ない空間だ。

 

こういう所で育った人間がどうなったか見てみると、まっとうになってるのもいるけどやはり。。。。。。という事の方が大半。

日本は平等な社会という刷り込みで生きてきたけど、本音と建前であってある程度環境で将来も決まる事が多いように思う。

 

同じ貧乏でも、しつけ・親の出身で方向性がかわる

私の場合は、庶民の父親とお嬢の母親が駆け落ちしちゃった(※使用人ではない)家庭だった。経済状況はやや貧乏・しつけは良家のものというアンバランスな出身。

ケチケチはしていたけど、郊外の一軒家の借家を借りてほのぼの暮らすホビット族だった。

 

地元に同じような経済状況(年収)で大学まで進む子はいなかったが、都会の子で進んだ子はいた。私は学費免除や奨学金、バイトでつつましく通っていたがとんでもないのに出会ってショックを受けた。

「真面目に頑張る」「自分がされて嫌な事は他人にしない」「身の程をわきまえて」がモットーだったが、そいつは考え方の根底が違ったのだ。

 

一見、私と同じようだと思ってたが、話してく内にぼろが出る。

上品そうなふりをして近寄ってきたが、知り合って一週間もたたないのに「あなたの親は何をしているの?年収は?どこに住んでるの?どこの高校からきたの?」と詮索が始まった。

 

どうも根底にはこんな考え方があったようだ。

「一円でも節約して自分のおうちー!!」「もらえるものはもらって何が悪い!!」「養ってもらう夫を見つけるには学校行っておかなきゃねーうほうほ」「まともに試験なんか受けなくても入学してまえばこっちのもんもんもんもん」「働くのは馬鹿馬鹿しいし、国から補助もらってお恵みをもらおうぅぅ」

※実際の語尾は普通ですが、後に裏垢でSNSにこういう発言が出てきます。

 

インターネットも早いうちに使っていたので情報収集は得意なのだろう。いまだにブログをやってるのでたまにヲチしているが、家族ぐるみで「もらえるものはもらって得するぞ」「若いうちにいい条件の男を捕獲しろ」と育てられたようだ。

これが生粋の市営住宅マインドか。ワイ、その三姉妹の生き様をみておののいた。

 

市営住宅生活保護は、必要な人には必要な制度

ふつうに生きてたら、こんな生き物に出会ってびっくりした。

しかし、実際にこの制度が真に役立ってる場合もあるそうだ。福祉にかかわる仕事をしているわけではないので、ニュースやブログ上での情報になるが中には本当に切羽詰って助けられている人たちもいる。 

 

生い立ちからして複雑でなんともならなかったとか、一生懸命やってきたのに事故や病気でとか、本性を隠してた旦那にいきなり離婚されたとか、そういった人たちは保護されたらいいと思う。

生粋の母子家庭とか孤児とかそういう人達にはチャンスを与えないとフェアじゃない。

そういう人らは「社会が悪いー!もらえるものをもらって何が悪い!」とか声をあげないから分かりずらいけど、私の出会った図々しい市営住宅出身の子と違う。

 

自己責任論はほどほどに

私も高校まではちょい貧乏(公立高校ひとつしか受験させてもらえない)だったけど、実家を飛び出して以降水商売だの土木だのしてくうちにいろんな層の人間をみた。

実父のモラハラ気取りや実母の世間知らずっぷりに腹を立てていたけど、もっと酷いのは普通にいるようだった。

自分の場合はとりあえず、世間であがるために必要な条件をうっすらでも摂取できる環境にいたのだ。

 

キャバクラの世界に行った頃、シングルマザーの子達はもっとシビアだった。

聞いてはいけない事をたくさん聞いたが、持たざる女というのは危険だと再認識した。

水商売の世界は一見綺麗だけど、一歩はいるとどろどろなのでメンタル的にやられるとう。

芸能界は知らんが、女で容姿を売りにする以上絶対身体を狙われるので、一般的にみてストレスだろう。

 

私は地元でかなり気持ち悪い性欲魔人に騙されて付き合ってたから、むしろ飲み屋の仕事はいいお客さんがついてたから好きだった。

化粧やヘアメイク等の女装はめんどくさかったが、酒も好きだし。それでもずっとキャリアを積んでって仕事ではない。本業は学生だったし。

表社会の仕事で生きてく道は育った環境で気づいてた場合か、「このままでは男を頼りにしか生きられない」と教えてくれる人との出会いがない限り、抜け出せない。

 

好き好んでやってる人は皆無と思うが、食い扶持目当てで女を武器にするのは本当に精神をやられるぞ。環境や人との出会いとか運の要素も大きいので、どんな環境下でも自己責任でなんとかしろは無謀じゃないか。

賃貸の家ですら保証人とかいないと借りられないのに。自己責任で何とかなる範囲は限られてる人だっているだろ。そういう人らに保護が受けられるとか市営住宅とか優先で告知してから言えば。

 

本人が何とかしようと思う気持ち(自己責任)も確かに問われるけど、フェアじゃない状況でガタガタ自己責任自己責任!!って詰めてくるのはおかしい。

しんどい環境下でも道を開いてきた偉人はすごいな、と思います。それを全員に求めるのはちょっとね。