とある土木女子の日記

土木業界にて働くアラサー女の日記です。

ブラック企業

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私はブラック企業に勤めていた事がある。 新卒で入社した会社も誰でも知ってる大企業だけど、業種は漆黒のブラック。当時はブラック企業という言葉はなかったが、速攻で上司にたてついて半年で辞めてやった。

それから条件のいい会社に潜り込むにはいろいろあったし、ブラック企業歴はざっと8年に及ぶ。ちなみに現在、建設業界にいるが最大手でも鬱病に過労死に事故死はつきものでブラックと言って差し支えない。建設業は構造的にブラックがデフォルトだ。

※書くと長いので今回はブラック企業全般についてにする。

「不審なコメント」も頂いたところで、30半ばの中堅世代がブラック企業についてまとめてみる。

 

ブラック企業はなくならないのか?

うつ病、過労死、パワハラ、自殺、いろいろ問題はあるけど、ブラック企業はなくならない。所感でいえば日本企業の95%がブラック企業だからだ。そして、その傾向は今後もしばらく続くと思う。

 

どんなホワイト企業にも汚れ仕事をするブラック部署があるはずで、たまたまラッキーな配属の人か根っからの社畜が私はホワイト企業とドヤってるに過ぎない。

私も転職でホワイト企業にいた事がある(※働きながら大学院行かせてもらえた)けど、違う部署の人間はだいぶ辛そうだし離職率も半端なかった。

公務員でもブラックな部署があるのだから民間になればそらそうだわな。

土木関係・水道関係の役所は夜勤や休日当番や頭のおかしいクレーマー住民の相手しないかんしね。

 

正社員の選抜方法

そもそも、日本の文化が和を乱してはいけない&みんなで一緒に頑張る方針が主流になってる。学校や就職活動も社畜養成&社畜選抜試験って仕組みだわ。

特に就職活動でホワイトな企業の社畜になれる人間は、批判や悪口は一切表に出さず(実際プライベートでは逆の人も多いが)、皆で同じ目標を達成させるのに好都合な人間を選抜されている。

 

社畜としての必須要素は、「誰とでも仲良くなれる(表面上は)」とか「友達100人・みんなのリーダーやまとめ役」とかで奇抜な人間はまずおらん。

本性が奇抜だったり上から目線バリバリだったとしても、表面上は「差別なんていけない」「みんな平等である」「努力や苦労は素晴しい」といったいわゆる良い子でこそ、大企業も条件のいい社畜として飼いたいのだから。

私もいまスーパーゼネコンに紛れてはいるが、新卒できたやつらを観察してると次の特徴がある。

みんな「素直で批判しない」「上司にたてつかない」「強制の飲み会でも必ず出て場を和ます」「感謝の気持ちを強制されても受け取ってありがたい体をきちんと返す」点で共通している。

学歴的には有名どころも多いけど、「え、日大?」「え、〇〇工業大?」とか悪いけど金払っていかなくてもいいんじゃねってとこも結構いるから必ずしも優秀でもない。

頭の悪い大学出は一緒に仕事してて、インプットとアウトプットや要素の掴みの点でどんくさい。スーゼネにきたけど幻滅したことも多い。

 

海外はどうだろうか

院時代の同級生見てると、海外組は正社員でも雰囲気がちょっと違う。さすがに国連とかはエリートしかいない。向こうでも親が〇〇とかのコネはあるけど、「ただいい子ぶってるだけ」の能無しは就職できない世界みたいだ。

日本は良い子ぶってればとりあえず、良いところに紛れ込める事もあるから平等っちゃ平等かも知れん。チャンスは少ないけど頑張りが認められるとことはある。

海外でもブラック企業はあるかもだけど、効率性とか個人主義が出てるからこっちよりは薄いかなぁって印象。努力より結果出せよ、みたいな。 同じ考え方でないとだめ!和を乱すな!みたいなのはそう強くない。

 

ブラック企業への対峙方法

集団で皆で一緒に頑張る組織、という枠組みがある以上、そこの集団のルールに従う必要があるので雇用される=奴隷根性があるか、っていうのは事実だとたいていの人は割り切っているのではなかろうか。企業も使い勝手のいい人間が欲しいに決まってるだろう。

 

なので「嘘のない求人サイト」という点で、雇用のミスマッチをなくしたらブラック企業の撲滅が出来ると思うのは甘い。

都合のいい人間をやとうために、不都合な所は隠すしいい点を強調したいだろうね。

人間は嘘をつく生き物なので、「嘘のない」という前提自体がありえない。

 

ハルオさんのいうところの寿命交換所みたいな会社も、残念ながらなくなりはしない。 自然に発生し続けるブラック企業をどうこうしようというより、ブラック企業という組織に対して自分がどう対応するか、それだけでいいのでは。

労働ユニオンなどで、権利意識向上のために動くとか、ストライキとかそうした所で頑張った方が働く側の安全とかは守られるんじゃない。

むしろそういう扱いをうけないように、自衛する知恵をつけていくべきだ。

 

ブラック企業も、意外にイイ面はあったりするので一概に駄目ではなく、そこでどう立ち振る舞うかの問題。 自分がつぶれるようだと思ったらあっさり辞めたらいい。今の日本は逃げる場所がそこそこある。

ちなみに建設業はブラックでしかない、そこを考慮してもやりがいとか給料とか見合うからいるだけ。

ブラックを避けたいのであれば、次の方針がいいのでは。

①業界自体が奴隷根性を推奨してるのか否か

土建建築、原発関連、医療などなど:業種的に24時間営業だったり、チームプレーの場合は奴隷根性試されるYO

 

②ブラック濃度がどうか

 

企業規模が小されれば小さいほどアレな傾向が高い。人数が多くても入れ替えが激しいところは怪しいYO

一言でいえば【彼を知り己を知れば百戦殆うからず】ってこと。自分が何が嫌で何は我慢できるのか、入りたい会社は実際どういう行動態度を要求してくる会社なのか。

入ってみて嘘の条件や耐えられない事が発覚したら、その時に考えて動けばいい事だと思う。向こうがこいついらんってこともあるし。