とある土木女子の日記

ブラック企業や日常のアレコレをつづる日記です。好きなものは旅と猫。

建設業界に若者が行きたがらないのは当たり前

ブログを始めたばかりの頃には、まだ私も建設業に夢や希望を持っていた。

働きだしてもう何年かにはなるけど、「建設業界はどうかしてる」業界と思う。

よほど再就職できなければ別だけど、土木女子は卒業したほうが自分にはいいなというのが現時点での思いだ。

それでも、まだやりがいをもてる部分はあるんじゃないかと希望を持ちたいところだけど、「やっぱ建設業という時点で駄目なのかもしれないな」と思う点を語ってみる。

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建設業界のやばさ

引用した記事は消えちゃったけど、リニア新幹線の4大ゼネコン談合からも分かるように犯罪は日常茶飯事だし、基本的には「持たざる者」が労働者だから奴隷メンタルがないと続けてられない。そういう文化だから、従わなければ排除される。

真面目な部類だとなんか続いちゃうんだけど、一応独り立ちすると「はぁ?こんなことで今まで偉そうにしとったんかい!!」ってムカつくことは多い。

 

不法投棄に横領、詐欺など軽微なものに始まって、働いてる人たちも、うつ病、過労死、低賃金、民度が低いのがデフォルトだ。

労働時間でいえば、高橋まつりさんぐらいの拘束でもよくあるぐらい。

※このへんは、また別途書いてみたい。

一般のサラリーマン家庭だった私も両親に「そんな野蛮な業界に行くなら縁を切る」と言われたしね。ちなみにスーゼネだろうが土木建築の時点で野蛮って言ってたわ。

最初は「職業差別なんて。。。立派な技術職なのに。。。」「まぁいいや、自分の目で一通りみてからジャッジしよう」と思ってたし働いてきた。

 

働いてるのは「持たざる者」

世間のイメージ通り、学歴のないもの・身寄りのないもの・不器用なもの・容姿が悪いものなど一般水準より低い部類が建設業には多い。元犯罪者もいるし、不法入国者もいるし、いわゆる「育ちの悪い」人達だ。

この点で差別だとかいう人は嘘つきだと思う。文字の書けない人なんて、この世界にきてはじめてみた。現代日本にいるとは思ってなかった。

「どんな職業についてもいいよ」という選択肢が与えられていたら、99%の人間は選ばないと思う。

 

この仕事にやりがいを見いだせる+代々この仕事で働き方に抵抗がないという綺麗ごとの人達は建設業で1%でもいればいいほうじゃないだろうか。

残りの99%は「働きたいけど、学歴がないからこれしかない」「転職しすぎて、どの会社にも入れてもらえない」「職歴がないから、これしかない」「刑務所を出たばかりで仕事がない」「機能不全家族で一人で生きてかなくちゃいけない」というネガティブな理由だわ。

テレビにでたりインタビューに出てるのはまだ闇を知らないか、健気に振る舞ってるかのどちらか。5年も居れば、一般良識のある人であればあるほど幻滅する事ばかりだ。実際に現場に出て気の抜けた間柄で聞こえるのは、「こんな仕事なんて」「宝くじが当たったらやめる」という言葉たち。

 

「根性があるのが素晴らしい」の精神論

 ブラック企業を退職します、の記事で書いてた一悶着とは社長じきじきに呼び出された事件である。それなりの企業の代表取締役、ついにラスボスと対決してきた。

その際に、「あぁ、土建屋でもゼネコンでもスーゼネでも根本にある考えは同じなのだな」と悟った。

私の土木人生および今まで聞いてきた話の中で、「根性のある」行動をあげていく。

 

・朝は一番にくる(5時半、6時とか)+夜は一番遅くまで働く(現場住みが究極)

・土日なんて関係ない、毎日働く(3ヶ月休みなしでも)

・無休無給でも仕事ができないうちは文句を言わない

・仕事ができるようになってから能書きを言う

・上司のいう事は絶対、口答えはしないで素直にやる

・問題が起きたら自分の責任・ここで駄目なら他に行っても駄目

 

冷静にみると、「奴隷に都合のいい性質」ばかりだ。理不尽でも上のいう事にうんうん休みなしでも給料なしでも働けっていうね。

奴隷か?現代の奴隷かよ?

直接喧嘩しても別によかったけど、聞いてると本人も心からそう思って良かれと思って私に話してた模様。

JVで一緒だったスーゼネの連中もこの考えだし、建設業がほしいのは「根性のある人間」なのだ。

現場経験もない責任転嫁の部長は話にならないけど、ラスボスでもコレ。社長だけあって「別格」風味を演出するのは上手だわね。私は洗脳されきっていなかったので、こりゃあかんやつだと再確認したわ。

 

仕事の教育手法

アラサーの私でも嫌だなと思ったけど、こういう働き方のスタイルは若い人が受け入れたいだろうか?

30代前半の私ですら、「話が通じない」「生産性がない」「割に合わない」と思う世界だ。

お金という点でも、飢え死にはしないが非常に割に合わない。自分の拘束時間を時給換算したらとてもやってられないのだ。

 

理屈にそって説明したらすぐ理解できるような簡単な事も、「態度が俺の気にくわないと教えてやらない」「根性見せないと教えてやらない」って意地の悪い人が多い。

まれに素直なというか合理的な人は、後輩にさっさと教えて自分がゆっくりできるなというwinwinなタイプもいるけど1%かな。

たまたま、私はそういう上司や職人に出会ったから続いてたようなもんだ。

自分がされて嫌だったことを平気で、初心者にやってくるからな。

※他業種から来た人は、たいていすぐ辞めるか精神病になる。

しかも、給料がちょっといいだけで休みないぜってんなら行かないでしょ。そんなの。人が来なくて当たり前。

 

若者は仕事を選べる

人口が上り調子で、子供もたくさんいて、若い人も使いたい放題だったら、こういう態度でいても「持たざる者」でかつ若い人がきたらしごいて残った人を働かせていた。

だから、ろくに説明もしないでミスをしたと言って責めたり、強気な態度にでられる。

私の場合は、年齢もある程度あるし経験も多少はあったから言われても仕方ないと思う部分もあったけど、基本一年目から精神面ゴリ押しだからね。

 

IT奴隷も悲惨とは言うけど、民度の低さや危険度、拘束のされどあいから言って建設業が若い人に選ばれるのはまれなことだと思う。

誰が休みなしで働いて、常にへりくだって、馬鹿のいう事が聞きたいの?

労働力不足!だの女性を活躍させよう!って言ってる時に、搾取搾取のことしか考えてない下品な業界なんて見向きもされないのは当たり前だ。

「人の生活に役立つ大きなものを作る!」っていう一見壮大なのはいいんだけど、仕事となると毎日の事だから。やりがい搾取はあかんわ。

精神論的な所がかわらなくても、「働き方改革」ってのがうまくいくといいものだ。