とある土木女子の日記

ブラック企業や日常のアレコレをつづる日記です。好きなものは旅と猫。

還暦になった母親が弁護士になりたいと言いだした。

f:id:dobokutanuki:20171113204412j:plain

実家のおかん、何年か前から不動産屋で働きだしたのだが、なんか目覚めたらしい。B型はやはりマイペースなんだろうか。

 

結婚&子育て後も満たされない何か

幼馴染1でもそうなのだけど、優雅な専業主婦で子供もいて悠々自適☆となってもまだ満たされないものがあるらしい。

自分の母親と幼馴染1がすごく性格が似てる。どちらもメンタルが弱めなんで仕事というものが向いてないのだが、社会とのつながりがない・主婦のおばさんでおわるのが嫌なんだそうな。

 

承認欲求と言うものはやはり、人生を通して存在する欲求なのかもと思った。

自分は働くの飽きたし隙あらばニートになりたいので働きたい気持ちとかよくわかんないんだけど、彼女達には尊敬されたいという気持ちがごっついあるらしい。

 

弁護士になるには、の説明をしてあげた。

私もロースクールも興味があって調べた事があるので、だいたいは知ってる。弁護士になるルートはこんな感じだ。

 

法科大学院⇒司法試験⇒司法修習⇒弁護士

②司法予備試験⇒司法試験⇒司法修習⇒弁護士

 

10年勉強しないと取れない資格とやらは、弁護士以外にもあるけど、なんにせよ難関資格はある程度適性があるよというのは言っておいた。

「先生」と呼ばれたいだけなら、別の資格でもいいんだし自分のスペックと相談するのが無難だよと。ものすごく嫌な顔してきたけど。

 

なりたいなりたいという割には、どんな業務なのか知らないみたいだったし雰囲気で言ってるのだろう。ふぅ(´ー∀ー`) 

 

還暦で弁護士になったおばさん

世の中には、23回挑戦、61歳で弁護士になった神山昌子さんという人もいる。プロフィール的にはこんな感じ。 

神山昌子 : 1944年、栃木県生まれ。国際基督教大学卒業後、商社に勤務し、結婚退職。出産後に離婚して、波乱の人生が始まる。34歳のときパートの待ち時間に読んだ法律の入門書がきっかけで、弁護士になろうと思い立つ。37歳から連続22回、試験を受け続けたが、ことごとく失敗。それでも諦めずに挑んだ23回目のチャレンジで、ついに司法試験合格。61歳で弁護士になる。その後、「法テラス」という新しい司法制度の一期生として旭川に赴任

 37歳で離婚してその後定職着かず、この年数試験受ける余裕があるので自分的にはぷすぷす思う所があるけど、根性のあるおばさんだと思う。

有名なのは大平光代さんだけど、彼女の場合は29歳とか若い時に一発合格だから、センスがあったのでしょう。別枠ケースはレアなので、一般の人が参考にするおばさんはこっちの神山さんかと思う。

 

おばさんで弁護士になること

離婚問題とか養子縁組とか相続とか家庭に関わる事なんかでは、主婦の関心の強い分野だし活躍できるかもね。

相談する方も女性の方がいいし、おばさんでも弁護士になりたい人はなったらいいんじゃないかと思う。

 

ただ、還暦近くまでこれといった結果みたいなのがない場合は、確実に近いケースをみてまねたらどうかと思ったのだ。

「この人と同じぐらい努力したらおかんでもいけるかも」というのを言ったら、すごく嫌な顔押されたが、センスがなければ努力でカバーするだけの問題になってくる。

 

活かせる場所があるのなら、還暦でも頑張ればと思うのだ。資格商法はあれだからユーキャンに載ってるのは駄目と言ってるけどね。

生活がかかってるのであれば得意な事をするのが無難とか、こうしたらっていうのはあるけど、帰る場所があったり仕事の目的が自己満足ならやれるだけやった方が後悔もないだろう。

 

とはいえ、昔駄目だったからって今も駄目とは限らないし、挑戦する過程で別の目標も出来る事もあるしやりたいことが60越えてあるっていいなと思った。