とある土木女子の日記

ブラック企業や日常のアレコレをつづる日記です。好きなものは旅と猫。

新・さしすせそ

男に媚びる呪文「さしすせそ」

人は褒めてほしいと思う生き物だけど、特に「男性の気をひくため」の特集は多い。テレビ、雑誌、メディア全般そんな感じで昔からもやもやはしてた。

ちなみにコレが魔法の「さしすせそ」だそうだ。※引用はたくさんあるのでまとめるとこんな感じ。

 

さ:流石ですね!

し:知らなかった!

す:すごーい!

せ:センスいいですね!

そ:そうなんですか!

 

女性側が知識が乏しい、賢い男性に素直になびいてる感がすごい。こんなん煽るからだめんずがつけあがる。。。

CanCanとか女子大生やらOLが好む雑誌は「男性を尊敬する態度を見せて心をつかみましょう」になってるからな。美容院で待ち時間に読むぐらいだけど。

「さしすせそ」って言葉ではない時代だったけど私も読んでたニュアンスは同じ「男を立てなさい」のメッセージは変わらない。

 

ちなみに「さしすせその女たち」という本も出てるそう。宣伝文句がすでに昭和臭が。

働くママのリアリティあふれる奮闘物語 夫に怒るすべての妻へ

ネットでも一部読めるのでざっと読んだけど。。。同級生夫婦とかはこんな感じかも。働く主婦って「夫の扶養範囲で」とか「子供のお迎えに間に合うように」ってなるから前線には見かけない。男性でも家庭の事情でなんかあるといいポジションからは退けられるし。

 

この作品は作者が女性だからマイルドだけど、週刊SPAやらグラビア載せる週刊誌は、女性の価値を「性行為の的」ぐらいにしか認識してないみたいだな。

「女性を持ち帰るために気を引く」特集は目立っても、「女性に愛されるために・心をつかむために」の特集は見かけない。

 

雑誌やらメディアやらは売れるものを作ってると言えばそれまでだから、肝心なところは自分で経験なり判断するしかないですけどね。

いろいろ特集組まれたり、本のタイトルにもなるなんて。今はわりと有名なんですね、お水業界独特かと思ってました。

 

とある先人さんの素晴らしい「さしすせそ」

言葉のチョイスが素敵すぎたので引用を。きっと彼女も自立した女性なのだろう。大したことない俺自慢で悦に入られるのは、どの世界の男でも同じなのか。。

さいてー
しょーもなー
すくなっ!
せこっ!
その程度で?

自分でも違うバージョンを考えてたけど「そ」が被りました。

 

勘違い男をバルスする「さしすせそ」

私なりの「さしすせそ」も考えてみた。 
ちなみに自分が本当に尊敬なり仕事で助けられた場合には自然と感謝の気持ちがわくのでそう接します。

今までの人生経験で、俺しゅごい自慢してきたナル男が「酷い!」「モラハラだ!」と涙目になった言葉とか思い出すとこんな感じかな。。。

さ:さもしい
し:しつこい
す:すねかじり!!
せ:性欲魔人
そ:その程度かよ

 

。。。さもしいってのは昭和世代しか通じないかもですが、「卑しい・下品」て意味です。もちろんこういいたくなる男性って、全てではないけど。

自分が優秀と思いたいけど評価が得られない場合、立場の弱い女性に褒めてもらうのが癒しなんだそうです。

それを指摘すると真っ赤になって逆切れしたり、「だから未だに独身なんだ!!」「お前は間違っている!!」と絶叫しだすのでモンスターを観察してる気分になりました。

 

「小金を稼げる程度で王様気取りの性欲モンスターATM」はもはや生きてる産業廃棄物レベルです。

残念ながら産廃比率は結構高いんですよね。婚活業界ではよくみかけたものです。

 

しょうもないから自分より弱そうに見えた女にすり寄る

俺をいい気分にさせる「さしすせそ」が聞けない

むしろ、バルスの「さしすせそ」が流行る

勘違い男たち発狂!!

謙虚で素敵な男性が増える

 

とかなると良いんだけど。実際は、生活のために家族がいれば幸せだからって男を立てる旧態然とした状況が続くのでしょう。そっちのほうが楽だし、我慢してればいいんだから。

きつい言葉をぶつける場合、女性側がある程度勝ってないと説得力ないので手間はかかるけど私はこっちのほうが好き。