3.11 東日本大震災
もう6年にもなるんだな。。と思う。別に福島には縁もゆかりもないが、津波の映像はインパクトがあった。当時、私は大学院生だった。
東北地方に身内や友人でもいたらまた違うのかもしれないが、アフリカの飢餓の子供がいるぐらいに遠い話だった。
奇遇にも自然科学分野の研究科に居て、地震分野も講義で取っていた。揺れたは揺れたが、私の当時住んでいた地方はそれほど影響がなく、ただ映画のような光景だなと思ったのを覚えている。それと、すぐに被災地以外の人々も生活物資の買い占めに走ったというニュースを聞いて、「まぁ、そうだわな」と冷めた感情を持った。
こうしてブログを書くようになって、他の人の書く内容を見ても書く事は決まっている。
①当時は自分は何をしていたか、どう思ったか。
②被災者の人たちが早く元気になりますように。
どんな立場でも人間の考えることは大差がないのかもしれない。
私は環境的にドライな部分があるのでもう一つ思う事がある。たぶん歳をくってある程度人生折り返しかな?ってじいさんなら同じことを考えるかもしれないが。
③人間は自然には勝てない。なるようにしかならん。
修士号を取りに行った大学院はたまたま地震学の権威みたいなところだったが、専門のセンターもあり、ノーベル賞もばんばん出てご立派な地震計がある割に「いつどこで地震が起きるかまでは余地ができない」ということだった。
この国のほぼ最高学府に近い人らにすら「地震がいつ起こるかわからない」のであれば、災害は起きた自分でどうにかするってだけになる。
福島の人たちもいろいろと偏見の目に合ったり、いじめられるという話を聞くが最後は自分が頑張るしかないんだなと思う。