とある土木女子の日記

ブラック企業や日常のアレコレをつづる日記です。好きなものは旅と猫。

ある程度は自己責任

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市営住宅をみて格差を思い出した

実家がなくなる未遂事件の関係で市営住宅を調べたり、現場が団地のあたりだったりで近寄る機会が今年は結構あった。

環境が人を作るというように、「朱に交われば朱くなる」というのは半分当たっている。

 

最近では良い造りの公団もあるそうだけど、昔に建てられたTHE団地というのは風呂も粗末・ペットは飼えない・月一だか週一だか掃除の当番とかあるらしい。

住んでる人も低収入だったり、とにかくお金を貯金したいというセコイ人間が集まっている。貧乏orケチ、品がないガラが悪い危ない空間だ。

 

こういう所で育った人間がどうなったか見てみると、まっとうになってるのもいるけどやはり。。。。。。という事の方が大半。

日本は平等な社会という刷り込みで生きてきたけど、本音と建前であってある程度環境で将来も決まる事が多いように思う。

 

同じ貧乏でも、しつけ・親の出身で方向性がかわる

私の場合は、庶民の父親とお嬢の母親が駆け落ちしちゃった(※使用人ではない)家庭だった。経済状況はやや貧乏・しつけは良家のものというアンバランスな出身。

ケチケチはしていたけど、郊外の一軒家の借家を借りてほのぼの暮らすホビット族だった。

 

地元に同じような経済状況(年収)で大学まで進む子はいなかったが、都会の子で進んだ子はいた。私は学費免除や奨学金、バイトでつつましく通っていたがとんでもないのに出会ってショックを受けた。

「真面目に頑張る」「自分がされて嫌な事は他人にしない」「身の程をわきまえて」がモットーだったが、そいつは考え方の根底が違ったのだ。

 

一見、私と同じようだと思ってたが、話してく内にぼろが出る。

上品そうなふりをして近寄ってきたが、知り合って一週間もたたないのに「あなたの親は何をしているの?年収は?どこに住んでるの?どこの高校からきたの?」と詮索が始まった。

 

どうも根底にはこんな考え方があったようだ。

「一円でも節約して自分のおうちー!!」「もらえるものはもらって何が悪い!!」「養ってもらう夫を見つけるには学校行っておかなきゃねーうほうほ」「まともに試験なんか受けなくても入学してまえばこっちのもんもんもんもん」「働くのは馬鹿馬鹿しいし、国から補助もらってお恵みをもらおうぅぅ」

※実際の語尾は普通ですが、後に裏垢でSNSにこういう発言が出てきます。

 

インターネットも早いうちに使っていたので情報収集は得意なのだろう。いまだにブログをやってるのでたまにヲチしているが、家族ぐるみで「もらえるものはもらって得するぞ」「若いうちにいい条件の男を捕獲しろ」と育てられたようだ。

これが生粋の市営住宅マインドか。ワイ、その三姉妹の生き様をみておののいた。

 

市営住宅生活保護は、必要な人には必要な制度

ふつうに生きてたら、こんな生き物に出会ってびっくりした。

しかし、実際にこの制度が真に役立ってる場合もあるそうだ。福祉にかかわる仕事をしているわけではないので、ニュースやブログ上での情報になるが中には本当に切羽詰って助けられている人たちもいる。 

 

生い立ちからして複雑でなんともならなかったとか、一生懸命やってきたのに事故や病気でとか、本性を隠してた旦那にいきなり離婚されたとか、そういった人たちは保護されたらいいと思う。

生粋の母子家庭とか孤児とかそういう人達にはチャンスを与えないとフェアじゃない。

そういう人らは「社会が悪いー!もらえるものをもらって何が悪い!」とか声をあげないから分かりずらいけど、私の出会った図々しい市営住宅出身の子と違う。

 

自己責任論はほどほどに

私も高校まではちょい貧乏(公立高校ひとつしか受験させてもらえない)だったけど、実家を飛び出して以降水商売だの土木だのしてくうちにいろんな層の人間をみた。

実父のモラハラ気取りや実母の世間知らずっぷりに腹を立てていたけど、もっと酷いのは普通にいるようだった。

自分の場合はとりあえず、世間であがるために必要な条件をうっすらでも摂取できる環境にいたのだ。

 

キャバクラの世界に行った頃、シングルマザーの子達はもっとシビアだった。

聞いてはいけない事をたくさん聞いたが、持たざる女というのは危険だと再認識した。

水商売の世界は一見綺麗だけど、一歩はいるとどろどろなのでメンタル的にやられるとう。

芸能界は知らんが、女で容姿を売りにする以上絶対身体を狙われるので、一般的にみてストレスだろう。

 

私は地元でかなり気持ち悪い性欲魔人に騙されて付き合ってたから、むしろ飲み屋の仕事はいいお客さんがついてたから好きだった。

化粧やヘアメイク等の女装はめんどくさかったが、酒も好きだし。それでもずっとキャリアを積んでって仕事ではない。本業は学生だったし。

表社会の仕事で生きてく道は育った環境で気づいてた場合か、「このままでは男を頼りにしか生きられない」と教えてくれる人との出会いがない限り、抜け出せない。

 

好き好んでやってる人は皆無と思うが、食い扶持目当てで女を武器にするのは本当に精神をやられるぞ。環境や人との出会いとか運の要素も大きいので、どんな環境下でも自己責任でなんとかしろは無謀じゃないか。

賃貸の家ですら保証人とかいないと借りられないのに。自己責任で何とかなる範囲は限られてる人だっているだろ。そういう人らに保護が受けられるとか市営住宅とか優先で告知してから言えば。

 

本人が何とかしようと思う気持ち(自己責任)も確かに問われるけど、フェアじゃない状況でガタガタ自己責任自己責任!!って詰めてくるのはおかしい。

しんどい環境下でも道を開いてきた偉人はすごいな、と思います。それを全員に求めるのはちょっとね。